夫婦・パートナー同士でおこなう家事・育児。
何かともやもやした感情がたまるもの。広島県が実施した
「ちぃと もやもや ジェンダー川柳コンテスト(2023、2024)」
入賞作品のうち、家事・育児に関する作品から、
森﨑浩司さん、木下ゆーきさん、枡田絵理奈さんが
それぞれ気になった句をピックアップ!
あなたも「ハッ!」とさせられる一句があるかも…!?

-
-
作者コメント子どもが生まれてすぐの頃、子どもの爪切りを頼んだら夫から返ってきた言葉です。その後“じっくり”話し合い、育児についてお互いに、多少の失敗は目を瞑ることと、「やったことがない」を理由に「できない」は禁句と決めました。40代 女性
-
-
木下ゆーき
子育ての慌ただしさが詰まっている一句! 特に夏休みなどの長期休暇に入ると、給食のありがたみを骨の髄まで感じるほど“ごはん”に追われますよね…。
お昼ごはんが終わったばかりのタイミングで「夜ごはん何?」なんて聞かれた日にゃ…。
この句を考えたあとも献立を考えたのかな?と思うと、ニヤけずにはいられませんでした。作者コメントフルタイムで働きながら、日々家族の健康も考えごはん作りでメニューに悩んだり、買い物に行ったりの、ちょっと追われている気持ちを表現しました。40代 女性
-
-
木下ゆーき
年齢と説明を見て驚きました!10代の男性が、仕事に向かうお父さんの姿を見て詠んだ一句なんです!
知らんぷりして出社するお父さんの姿に違和感を感じた作者さんは、きっと共育ての意識がしっかり芽生えているんでしょうね!
我が子からこの一句を受けたお父さんの“アンサー川柳”も聞きたくなりました。作者コメント父が玄関で、もう仕事に行こうというタイミング。靴を履く足元にはパンパンのゴミ袋があった。父は目に入ったにもかかわらず、いってきまぁすとお仕事へ。ゴミ置き場はすぐそこなのに。~10代 男性
-
-
枡田絵理奈
男性自身が、これまでの自分のモヤっとに気づけた一句!ということで、選ばせていただきました。 40歳で洗濯デビューは、確かに遅いかもしれない…ママも、これまで大変な思いをされてきたかもしれません。でも、気付いて、挑戦して、後悔して、変わろうとしていることは、とっても素晴らしいです‼︎きっと、洗濯の他に、まだまだ名もなき家事がたくさんあると思いますので、ぜひ目を向けて、どんどん、レベルアップしてくださいね!作者コメント自分へのもやもやです。子どもが大きくなり、妻が働くようになったため、家事をシェアしようと結婚15年目にして初めて洗濯をしました。もっと早くしていればと、後悔しています。40代 男性
-
-
枡田絵理奈
最近、参観日にパパ参加が増え、子育てに主体的に参加しているお父さんが増えてきていると感じます。うちの夫も、可能な限りで参観や学校行事に参加しています。でも、一方で私自身も、そんなパパたちのことを「いいパパ、イクメン」と無意識に思っちゃっていたかも…ということに気づかされました‼︎
「当たり前」の感覚も、変えていかなければいけない時がきているのではないでしょうか。作者コメント共働きなので参観日には母親が足を運べないことも。父親が行くだけで、後日、周囲から、「旦那さんは協力的でイクメンだね」と高評価をいただきます。有難いと思う反面、どこか内心もやっとしてしまいます。母親が参観日に行くもんだという固定概念を感じます。30代 女性
-
-
森﨑浩司
共働き家庭のママが抱える不公平感がものすごく伝わってきました。
パパもママも仕事をしているはずなのに、家に帰ったら育児や家事をするのは、ママの仕事になっていることを考えると、パパもやる気を出せば二刀流は可能だと思い選びました。作者コメントお互い仕事をしていても、夫は「仕事だから」「疲れた」と、平日の育児家事は消極的。それは、言い訳にしかならず、やらないからできないだけ。大谷選手は投手と打者の二刀流を実現できてるんだぞ。仕事と育児くらいやる気出してやれよ!と思って、現在育成中です。30代 女性
「ちぃと もやもや ジェンダー川柳コンテスト」では、
「男だから」「女だから」など性別による思い込みや決めつけで
「もやもや」したことをお題に、県民の皆さまから
川柳を募集し、優秀作品を表彰しました!
その他の入賞作品は、以下のバナーからご覧いただけます!
第一子が産まれたときにやったことがないことはやらずにママに任せていた自分の過去が思い出されました・・・。