広島FM「GOODJOG」×広島県Let’s共家事・共育てひろしま!

第5回目のゲストは、株式会社ひろぎんホールディングス執行役員 サステナビリティ統括部長の木下麻子さんに新しい働き方と夫婦の未来についてお話を伺いました!
  • 〈ラジオDJ〉神原隆秀

    本日のゲストは、ひろぎんホールディングス 執行役員 サステナビリティ統括部長の木下麻子さんです。まずは木下さんが統括されている「サステナビリティ統括部」のお仕事について教えていただけますか?

  • 〈ゲスト〉株式会社ひろぎん
    ホールディングス
    木下麻子さん

    簡単に言えば、広島という地域が10年後、50年後も「豊か」であり続けるために何をすべきかを考え、実行する部署です。私たちは地域と運命共同体ですので、地域の課題解決がそのままグループの使命だと考えています。

  • その一環として、ひろぎんホールディングスさんでも「共家事&共育て」に非常に熱を入れられているそうですね。

  • かつては、労働時間の差異が女性活躍を阻む要因になっていました。そこで、男性の働きすぎをセーブし、女性の仕事控えを解消することに取り組んできたんです。その結果、2020年代初頭に15~16%だった男性の育児休業取得率が、現在100%に達しています。

  • 実際に取得された社員の方々の反応はいかがですか?

  • 実は結構意外かもしれませんが、「夫婦の関係性の改善につながった」という話があって。私たちは、男性の育児休業だけではなく、「育児休業と短時間勤務をセットで取ること」を推奨しています。女性って自ら育休取って家事も育児もバンバン自分でやるんですよね。でもそれが復職した後も常態化していくと、だんだん夫を恨み始めるんですよ。 この恨みは深くて、夫婦関係に溝ができていく。この行く末が熟年離婚だと思うんです。共育ては、熟年離婚の防止になる、という確証をこの1年間の分析で得ています。

  • 男性が長期間の時短などを選ぶ際、キャリアへの影響を心配する声はありませんか?

  • まさにそこが課題で、本人は「昇進に響くのでは」とやっぱり不安を感じてしまうんです。そこで私たちが提案しているのが「夫婦による育休のバトンタッチ」です。妻が早めに復職して、入れ替わりで男性が育休を取る。そうすることで、「夫が育休を取らないと、子どもが飢えちゃうよね。休むしかないよね。」と本当の意味でみんなに応援してもらえる。単独で取ることで、イコールパートナーシップで育児をやる。そして、2人ともやりがいを失わないという世界が実現できるんじゃないかなと思っています。

  • 「共働き世代のスマートワークチャレンジプロジェクト」を立ち上げられたそうですが、どういった内容なんですか?

  • HATAful(はたフル)という、広島の企業の魅力をもっと高めようというプロジェクトの中に、共働き世代の働き方を変えていこうというテーマがあります。そこで、共働き世帯にアンケートを取ったところ、50%以上が「今の働き方を変えたい」と回答しました。

    面白いのはその理由で、女性は「子供への影響」を懸念しているのに対し、男性は「妻との関係性」に悩んでいるんです。「このまま長時間働いていたら、妻との溝が深まる」と。両方の悩みを解消するために、「共育てを推進したい」というのが、私の情熱です。

  • 木下さんご自身も、3人のお子さんを育てる中で「全部一緒にやること」の大切さを実感されたとか。

  • 1人目で大きくずっこけまして、大失敗だったんです。自分で全部勝手に引き受けといて「相手がやってない」と怒っていたことに気づいて、夫婦で話し合った結論は「全部一緒にやる」でした。2人目・3人目の時は育休を取らず、朝の家事から送り迎えまで、常に二人三脚で回しました。2人で回し始めたら、夫婦仲も良くなり、子供の情緒も安定し、キャリアも捨てることなく、うまく歯車が回り始めたんです。

    共育ては決してきれいな話ばかりではなくて、いろいろあります。でも、2人で歩んできた方が良かったから、私たちはこの道を選びました。

ひろぎんの先進的な取り組みは、仕事面だけでなく、将来の「熟年離婚の防止」という家庭の深い部分の支援にもつながっています。 「男性の育休と時短のセット」や「育休のバトンタッチ」という組織文化が、共家事・共育ての推進を加速させています。 本当の意味での「イコールパートナーシップ」で「全部一緒にやる」。 二人三脚で回すその姿勢が、夫婦仲を良くし、キャリアも維持できる豊かな未来へとつながっていきます。
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